看護部のホームページをご覧頂きまして、ありがとうございます。
看護部では、病院の理念・基本方針に基づき、患者さんやご家族さまのお気持ちを大切にしながら、安心と信頼に応える看護が提供できるよう、努めています。
西別府病院では、セーフティネットの重症心身障がい者、神経筋難病、呼吸器疾患を中心とした慢性期医療を担っています。また、最近では患者さんの高齢化もあり身体合併症の増加や、人工呼吸器装着者の方も100名を超える状況にあります。そのため、診療の補助を必要とする支援も増加しており、その知識・技術の向上にも努めています。
しかし、当院では、生涯にわたって疾患に向き合う患者さんが多くいらっしゃいます。看護はどのような健康状態であっても、人生を生きる一人の個人として看ることを視点と考えます。当院でも一人の生活者として患者さんに関心を寄せ、いのち・暮らし・尊厳をまもり支えるケアを多職種で取り組んでいます。
また、療養している患者さんとの会話は、非言語的なコミュニケーションとなります。伝の心(コミュニケーション機器)の活用や日々の生活支援の中で、全身での訴えを感じとり、意思疎通を図りながら、患者さんお一人おひとりに応じた看護を実践しています。
この実践においては、人の内面にある「思い」に向き合いますので、人としての優しさと共にタフなハートも看護職には大切な能力であると考えています。
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)パンデミックを経験し、医療を取り巻く環境も大きく様変わりしました。そして、人との繋がりが少し弱い状況になったとも感じており、「対話」、「コミュニケーション」の重要性を再認識しています。
今後は、「Withコロナ」として危機管理もですが、この変化に対応できる「思いやり」のある人材の育成が重要と考えます。そして、「やりがい」をもって働ける職場となるよう環境づくりに努め、患者さんと職員が笑顔こぼれる病院となるよう努めてまいります。