九州リンパ浮腫センターこのページを印刷する - 九州リンパ浮腫センター

九州リンパ浮腫センター

センター長挨拶

西別府病院リンパ浮腫治療室は、平成20年8月に開設し、診療体制をより一層充実させるために、平成24年には「九州リンパ浮腫センター」へと改組発展いたしました。

これまでに受診していただいた浮腫の患者さんは1400名、うち約900名を超えるリンパ浮腫の患者さんを治療させていただきました。
患者さんは、大分県内に留まらず九州各地や関西、中部、関東からもご来院頂いており、その需要は年々高まっている状態です。
これからも、全国のリンパ浮腫治療従事者の方々と密に連携しつつ、少しでも多くの患者さんのお役に立てますようスタッフ一同努力して参ります。

リンパ浮腫治療について

リンパ浮腫とは、何らかの原因で、リンパの流れが悪くなり、手や足にリンパ液が多くたまって起こる慢性のむくみです。一旦、発症すると完全に治癒することは難しく、一生付き合うことになることが多い病気です。しかし軽い時期でも重症になっても、病気に対する正しい知識と治療方法をご自分で習得して継続することで、むくみを改善させ、それを維持することができます。当院では、リンパ浮腫でお悩みの患者様に「日常生活での注意点」などの指導と「フェルディ式複合的理学療法」さらに「セルフケア」の指導を行っております。複合的理学療法はとは、国際的な標準的治療法として認められている治療方法で以下の4つの治療を組み合わせて行います。

 
  1. スキンケア
  2. 医療徒手リンパドレナージ(マッサージ)
  3. 持続的圧迫療法
  4. 適切な圧迫下での運動療法
  5.  

リンパ浮腫は、残念ながら長く付き合っていかなければならない病気です。短期間での治療だけでなく、ご自分でご家庭でも継続して治療を行えるように、セラピストによる治療と共にセルフケアを習得していただくために、必要な方には入院治療をおすすめいたしております。
また、安全かつ効果的に治療を行うために多くの診療科や多職種と連携してチームとして診療にあたっております。

九州リンパ浮腫センター組織図


【九州リンパ浮腫センター組織図】

外来診療

以下のように、木曜日を除く平日の午前中に、診療を行っております。 診察と簡単な検査(サイズの測定、超音波検査、体組成分析など)を行い、リンパ浮腫の正確な診断とその進行度、重症度を判定しております。ごく初期で軽度の患者様の場合は、初診日に日常生活のアドバイス・自己診断法などを指導し、弾性着衣などの処方のみで治療が可能となる場合があります。

 

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午前 新患/再来 新患/再来 新患/再来 電話相談日 新患/再来
午後          

病 期:0-1期 発症のごく初期段階から朝夕で浮腫の程度が変化する時期。
重症度:軽症。左右差がほとんどない。

入院治療

残念ながら中等度から重度のリンパ浮腫もしくは、病期が第2期以降になった患者様は、以下の目的で原則として入院していただき、専門のセラピストが一対一でサポートして、治療とセルフケアの指導を行います。

 
  1. 標準的な複合的理学療法に則った連続した集中的な浮腫の排液治療
  2. 生活習慣の改善、
  3. 標準的は複合的理学療法のセルフケアの習得

以上の入院治療はプログラムに従って行われますので、すべて予約制で、入院日は月曜日、退院日は金曜日を原則としております。

標準的なプログラムとしては、
上肢リンパ浮腫:原則として12日間 月曜日から翌週の金曜日まで
下肢リンパ浮腫:原則として19日間 月曜日から翌々週の金曜日まで
となっております。